JR9VQトップページで以前に掲載したTopics

2017/06〜2018/05まで

 5月12日の地震につきまして(2018/05/12 updated)
本日5月12日午前10時29分ころ、立山の東側 長野県小川村付近を震源とする地震がありました。長野市や信州新町方面では震度5弱という強さだったようで、フォッサマグナの東側では広範囲に揺れたようですが、西側の富山県では殆ど揺れを感じない程度でした。構造線によりプレートがほぼ完全に切り離されているからに他ならないと思われます。今回の地震は糸魚川静岡構造線すぐ脇の活断層(神城断層?)が動いたことによるもののようです。しかし、この地域はかなり以前よりフォッサマグナ(プレート境界)の動きによりたえず大きな歪みが貯まり続けているようで国土地理院様のだいち2号干渉SARによる変動の検出の様子にもはっきりと表示されておりますので、あぁ、またここかという感じです。ただ、これが何を意味するものなのか、もしフォッサマグナそのもの全体が大きく動くようなことがあると大変なことではありますが筆者は地震学者ではありませんので、詳しいことはそれらの方々の意見を待ちたいと思います。一方ではフォッサマグナの西側の立山弥陀ヶ原周辺(通称地獄谷)でも火山活動が心配されており気象庁様の観測が始まっています。いずれにせよ災害への備えはもちろん、登山についてもそれらの情報に十分な関心を持つ必要があります。

祝 黒部峡谷鉄道が全線開通(2018/05/07 updated)
5月5日黒部峡谷鉄道が欅平まで全線開通しました。残雪のある美しい新緑のアルプスの間を走る黒部川の早春をご堪能下さい。北陸新幹線で富山(黒部宇奈月温泉駅)まで東京から2時間あまりで凄く便利です。

後半の連休は大荒れに(2018/05/02 updated)
5月3日から5月5日まで非常に不安定で激しい大荒れの天気となりそうです。毎年この時期は「メイストーム」と言って荒れるのですが、今年はこのあと強力な寒冷渦が近づいて3〜4日、場合によっては5日まで大荒れが予想されています。3日は暖かいので場所によって南風と雨によってスラッシュ雪崩が起こり得ますし、4〜5日は猛吹雪、落雷などが予想されています。筆者もかつてこの時期に痛い目に遭っています。簡単に登れそうに見えても、行動するには時間単位になりますが天気の変化は秒単位です。くれぐれも自粛下さい。

祝 チューリップフェア(2018/04/23 updated)
4月20日から5月5日までチューリップフェアが行われています。日本一のチューリップの生産を誇る砺波市の美しいチューリップを散策堪能下さい。現地(砺波駅)までは北陸新幹線新高岡駅乗り換えの城端線が便利です。5月3日〜5日は臨時列車も運転されます。しかもチューリップフェア期間中、JR砺波駅ご利用のお客様にはフェア入場料300円割引券が配布されます。

祝 黒部峡谷鉄道が開通(2018/04/20 updated)
本日(20日)黒部峡谷鉄道が笹平まで部分開通しました。全線開通は5月5日になるようです。美しいアルプスの間を走る黒部川の早春をご堪能下さい。富山(黒部宇奈月温泉駅)までは北陸新幹線が便利です。

祝 アルペンルート開通(2018/04/16 updated)
昨日(15日)アルペンルートが今シーズン開通しました。残念ながら、悪天候により運行不能となってしまいましたが、本日(16)より動きそうです。しかし、室堂から上はまだ当分厳寒のままで天気が良くても突然急変して吹雪くことが多いです。くれぐれも自粛下さい。

島根県西部を震源とする地震につきまして(2018/04/09 updated)
今朝(9日)未明午前1時32分ごろ、島根県西部を震源とする地震がありました。このコラムでも何度か地震と火山について取り上げて参りましたが東日本側のプレートの動きがやや落ち着いて、今度は西日本側が要注意となってまいりました。筆者は火山学者でも地震学者でもありませんので詳しいことはそれらの方々の意見を聞いていただくとして、これから何が起きるかわからない状態です。立山弥陀ヶ原(通称地獄谷)も噴火口です。また、こちらだけでなく室堂を挟んで反対側にも旧噴火口があります。本白根山の噴火のように思いがけないところから噴火することもあります。登山に際してはもちろん、身の回りの安全も確保していくよう絶えず心掛ける必要を感じます。

デジタル不法電波につきまして(2018/03/06 updated)
JR9VQは制御部のエラーで、送信部が入りっぱなしになって非常に弱い状態になっていますが、一方受信も前置増幅部が停止していて受信感度は非常に悪い状態です。すぐ地元(富山市)からでもハンディートランシーバーでは届きません。しかし、昨日夕方もアップリンク周波数434.12mhzにかなり強力なデジタル不法電波が入感していました。アルプスより西側では殆どわからない状況ですので、恐らく関東方面からのものでないかと見られます。その強さもこのスケルチ状態を破るくらいですからかなりのものです。このような強力な不法電波を野放しにされている関東方面の方々の神経がよくわかりません。どうなっているのでしょう。

アルペンルートの除雪が始まりました(2018/03/02 updated)
今年の立山一帯はやや雪が多いようで少し早めにスタートしないと4月下旬頃の開通に間に合わなくなってしまいます。今年も、とある新年会で除雪の応援に行っているT氏とお会いしました。4月15日頃までには何とか開ける予定のようですが、もちろんその頃は室堂ではまだ早春になるかどうかという時季です。開通と同時に軽装のまま頂上に登られる方が時々ありますが、室堂から上はまだしばらく厳寒の冬山のままで危険であり無謀そのものです。頂上の雄山神社の開山は7月1日です。それに合わせて職員たちが登りますのでそれまでは自粛下さい。

立山カルデラの地熱発電(2018/02/20 updated)
知事は本格的な地熱発電の予算付けをされたようです。地熱発電は大切な日本の資源であり、これが本格化すれば素晴らしいことだと思います。しかし、筆者は火山学者ではありませんのでこの記事を書くのは適切かどうかわかりませんので詳しいことは皆さんでお調べいただくとしても、火山が活発化しているとき、火山学者の方のお話によると、地下数十キロメートル以深から上がってくるマグマは地上に出る場所は「ここ」と決まっているわけではなく、地上に出てくる場所が数百メートルから2〜3Kmなんてごく誤差の範囲だそうです。だから白根山ではなく無防備だった本白根山で噴火しても全く当たり前のことになります。いま、立山弥陀ヶ原(通称地獄谷)の監視が始まりましたが、ひょっとするとここではなく、地熱発電計画中の旧火口(立山カルデラ)ということもあるかもしれません。十分なリスクを考慮の上、人的な被害のない素晴らしいシステムとしていただきたいものです。

白根山の噴火につきまして(2018/01/25 updated)
ちょうど3年前、このTopicsに「立山噴火説につきまして」と言う記事を掲載して騒ぎを起こしてしまったことがありました。でも、その後いろんな組織が動き出されたことは良かったと思っています。筆者は火山学者でもありませんので詳しいことは皆さんでお調べいただくとしても、これだけ西太平洋のプレート境界にある国々の火山が活発化しているとき、とりわけ日本ではあちこちで噴火が起きており、もっと火山への関心と心構えそして対応のあり方をしっかりとしていく必要があると考えます。御嶽噴火の当日、筆者がちょうど立山山頂にいて事情もわからずに「あれっ噴火している」なんてことでびっくりしましたが、そのときたくさんの方々が亡くなられたことは残念なことです。各々の火山ごとに噴火レベルが決められておりますが、どの山が爆発してもおかしくない状態です。火山学者の方のお話によると、地下数十キロメートルから上がってくるマグマは地上に出る場所は「ここ」と決まっているわけではなく、数百メートルから2〜3Kmなんてごく誤差の範囲だそうです。だから白根山ではなく本白根山で噴火しても全く当たり前のことになります。いま、立山弥陀ヶ原(通称地獄谷)の監視が始まりましたが、ひょっとするとここではなく旧火口(立山カルデラ)ということもあるかもしれません。気象庁様だけでなく、いろいろな組織から出てくる情報の密な交換・共有は絶対に必要です。

北陸の冬の雷は巨大化しやすい(2018/01/11 updated)
去る1月9日夕方、石川県で北陸放送・石川テレビのアンテナに落雷があったらしく、放送設備が火災を起こして6〜7時間近く停波したそうです。詳しい話はニュースや新聞などをご覧いただくとして、北陸の雷は極端に巨大化しやすいようです。1M(メガ)Aに達するものもあると聞きます。これは寒気の温度がマイナス40℃近くまで下がることがかなりの頻度であり、しかも雪粒は帯電しやすいからです。しかも3,000mの高さでは電荷が全く衰えることなくいきなりまるまる襲ってきます。JR9VQはそのような中にありますが、これまで全く事故はありませんでした。それは落雷対策が十分効果を発揮していたと言うことです。ですから、今回のような時間切れとはいえ「未対策のまま」などというのはあってはならないことでした。とんでもない被害になっている恐れもあり次回の山開きでは完全な対策をしなければなりません。

新年明けましておめでとうございます(2018/01/01 updated)
謹んで新春のお慶びを申し上げます。皆様のご支援ありがとうございます。昨年は、いろいろ課題の残ることが盛りだくさんとなりましたが1つずつ解決してまいります。引き続き温かいご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

いよいよ冬至(2017/12/21updated)
いよいよ明日(12/22)は冬至ですね。1年で一番昼が短い日です。夜明けはこのあともしばらく遅くなっていきますが、日の入りも遅くなっていきその後はどんどん明るくなっていきます。私たちも春の訪れが待ち遠しく、「冬来たりなば春遠からじ」と冬至を過ぎると何となくほっとします。でもまだ、北アルプスはこれからが本格的な厳しい冬で5月まで危険です。

立山黒部アルペンルートも営業終了(2017/11/30updated)
既に立山(雄山神社)は10月1日で閉山しておりますが、立山黒部アルペンルートも今日(11/30)で終了閉鎖となります。今シーズンのご来場ありがとうございました。来シーズンは4月下旬開通、立山の開山は7月1日です。来シーズンもご来山をお待ちしております。

JR9VQの動作状況につきまして(2017/11/09updated)
10/27頃〜順調に動いておりましたが。11/08 22:30前に大規模な落雷があり、送信回路が入りっぱなしになってしまいました。詳細は動作状況の項目をご覧下さい。

JR9VQの動作状況につきまして(2017/10/27updated)
10/7頃〜26日頃、電源に不具合が発生したようで停電状態になっていましたが復旧しました。

JR9VQのメンテナンスにつきまして(2017/10/02updated)
去る9/30〜10/1日、メンテナンスを行いました。閉山後は社務所にも入れなくなるため、今年最後のメンテナンスになります。今回は好天に恵まれ、前回、できなかったアンテナと、電源の再調整を行いました。いずれもJR9VQにとっては最も大切な箇所です。前回下記の屋外作業に手こずり、大切なアンテナ修理・補修が残念ながらが手つかずとなっていました。アンテナを載せ替えましたので、電波状態などをレポートしていただければ助かります。メンテナンスの詳細は近いうちにメンテナンスのページに掲載してまいります。

JR9VQのメンテナンスにつきまして(2017/09/28updated)
来たる9/30〜10/1日、メンテナンスを行います。閉山後は社務所にも入れなくなるため、今年最後のメンテナンスになります。今回は、前回、できなかったアンテナと、電源の再調整を行います。いずれもJR9VQにとっては最も大切な箇所です。前回下記の屋外作業に手こずり、大切なアンテナ修理・補修が残念ながらが手つかずとなっていました。アンテナを載せ替えますので、ご協力いただける方には電波状態などをレポートしていただければ助かります。

JR9VQのメンテナンスにつきまして(2017/08/15updated)
13〜15日、メンテナンスを行いました。慢性的な電源不足に加えて、48Wの太陽光パネルが破損していました。昨年、宮司様より許可をいただいた太陽光パネルの新設を予定しておりましたが高所での危険作業で予定以上に難航し、まる1日かかってしまいました。屋外仕事中心のメンテナンスはお天気が悪いと不可能でいろいろの対応に追われ予定が1日追加となってしまいましたが、15日には雨も降り始め風も強くて残念ながらアンテナの補修が手つかずとなってしまいました。バッテリーの劣化も深刻で、ユーザーのマナーにも泣かされる方がいらっしゃいます。加えてソーラーパネルの破損などバッテリーの受難が続きそうです。

JR9VQのメンテナンスにつきまして(2017/08/12updated)
13〜14日、メンテナンスを予定しています。天候不順が続いており、屋外仕事中心のメンテナンスはお天気が悪いと不可能で「行くだけ」では無駄であり意味がありません。お天気の状況によっては変更することがあります。

焼岳の小噴火につきまして(2017/08/12updated)
先日(10日)、北アルプスの焼岳で小噴火が起きました。この山は絶えず噴煙を上げている活火山として知られていますが、逆に大きな噴火はほとんどないようで安全弁?が機能しているようです。ただ、この周辺は先日の御嶽の中規模噴火のようなことがどこで起きても不思議ではない状態です。7/20の富山湾地震もありましたが、立山の弥陀ヶ原(通称地獄谷)では噴気が強まっているようにも見えます。気象庁様の火山情報のページなどをご確認の上安全にも配慮しておいで下さい。

梅雨明け(2017/08/03updated)
8/2、ようやく新潟地方気象台より梅雨明け宣言がありました。しかし、このあと台風が来そうです。立山では平地と違いかなり遠いうちから影響が出始めます。また、山では平地より不安定なお天気になりがちで、午後は悪天候になることが多いです。登拝を計画されていらっしゃる方は、最新のお天気(台風情報)を絶えず確認されて安全においで下さい。

今朝の富山湾地震につきまして(2017/07/20updated)
今朝(7/20)、富山湾を震源とする弱い地震がありました。この地域では、能登に大きな断層があり数年前にもかなりの被害がありましたが、それとは全く別の断層です。富山平野の呉羽山断層の海底側でずれたものと見られます。大地震の前には前兆地震のようなものがありますが、これがそうだと言うわけではないと信じたいです。でも、地下で何が起きているかわからない状況ですので、せめて心の準備だけでも進めていく必要は感じます。当然「大地震が来る」とか「立山が噴火する」という予告などではありません。

シーズンの開山(2017/07/06updated)
今年も7/1付けで雄山神社が開山しました。残念ながら悪天候が続いています。午前中は良くても午後になるとガスが掛かって視界不良になります。お出かけの際は早出早帰りをお心がけ下さい。

2017/06/25に起きました長野県南部地震につきまして(2017/06/25 updated)
2017/06/25 07:02 頃長野県南部でかなり強い地震が発生しました。しかしこれは少し前から前兆と見られる微弱地震が繰り返しあったわけで、いよいよ来たかという感じはあります。しかしそれだけでなく地下で大きくプレートが動いていれば、地表には当然ひずみが出ますのでそこに亀裂が入りそれが断層型地震になります。このような地震は割れ目になる場所から大量のイオンが吐き出されますので電離層に変化が現れ、近くにあるJR9VQのような電波は全国各地で観測されたのではないかと思われます。残念ながら、このような事態が起きていようとお構いなしに出されている不法電波に邪魔されることが多くなってしまいましたがモラルのある無線の運用をしていただきたいものです。
このように地表面にひずみが来ているということはさらに地下のプレートの動きにもますます気をつける必要があります。ここはフィリピン海プレートの末端に当たります。熊本や鳥取、先日の豊後水道の地震と同様の地震ですので、西日本全体に歪みが来ておりプレート地震もそんなに遠くないのでないかと見られます。十分な警戒が必要かも知れません。(お願い:この記事は決してまもなく大地震がやってくるという予告をするものではありません。筆者は地震学者でもありませんので、詳しいことはそちらの情報をお調べ下さい。いつどこで大震災が起きても不思議でないこの状況下で、日頃の心がけが大切という程度にお考え下さい。)

下記予定通りご利用時間を更新(拡大)しました。(2017/06/11 updated)
今後の予定のページに掲載しておりましたとおり、6/10よりご利用時間帯(2017/06/10〜2017/06/30)を大幅に拡張しました。なお、緊急時などやむを得ない場合以外はご利用時間帯をきちんと守ってください。マナーを守って楽しくご利用下さいますようお願いします。

今後のご利用時間予定を更新しました。(2017/06/03 updated)
今後の予定のページに掲載してまいります。なお、ご利用時間帯を守ってくださらない方があるようですがマナーです。緊急時などやむを得ない場合以外はきちんと守ってくださるようお願いします。


昨年5月までのTopicsは別ページへ移動しました。(2018/01/06)

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