update 2015/09/22

2015年のJR9VQ最終メンテナンス


写真は22日14:30過ぎの頂上の様子です

9/20〜22日、今年最初で最後のメンテナンスとなってしまいました。おかげさまで3日間天候に恵まれ、最高の日和になりました。
当初2015年の山開きの定期メンテナンスは7月4〜5日に行う予定を立てましたが、ここのところずーっと山(だけではなく地上も)大荒れの天気続きで先日来激しい気象現象に繰り返し見舞われる日が続いてきました。そんな中で何度も風雨で無駄帰りとなってしまっていたため、山じまいすらできなくては大変とリベンジを試みました。

居候先の神社にとってもシルバーウィークの最多忙期でかなり迷惑をかける訪問になりました。この時期は神社はもちろんですが、我々ボランティアにとっても多種多様な行事に引っ張りまわされ最多忙期でやりくりが困難ですが、あちこちからボロボロに苦情を言われながらすべてをキャンセルしてのぞみました。
ところが、この日々はもの凄い人出で21日には立山駅では登山ケーブルカーがお昼の12:00時点ですら3時間半待ちというとてつもない混雑となりました。今回は筆者も20日午後の出発になってしまったのと多忙で寝不足のまま無理なペースで急いで上がったところ、三の越付近(あと15分)で高山病にかかってしまい途中で動けなくなり、周辺も暗くなってきてどんどん気は焦れど上がることができなくなり、心配した神社の職員が迎えに来るというアクシデントが起きました。到着してすぐ外仕事ができるうちにやってしまおうと段取りをしようとしたのですが、もうあたりは真っ暗となり、結局この日は宮司(立山で一番偉い人?)からも「今日は仕事をしないで休みなさい」と諭されることになってしまいました。
翌朝、準備の部材を屋外へ出し終わって「さあ始めよう」としたのですが、さらに人の数は増えるばかりでアンテナの周辺には人だかりができ、マストを外してメンテナンスすることすら困難です。結局本格的に工事を始めることができたのは人の数が減り始めた16:00を回りました。ようやくアンテナの「付け直しのみ」となり、終了したのは当たりが真っ暗になってしまった19:00をまわっていました。こうして冬を迎える準備を終えることはできました。

昨年、応急処置を行って冬を迎えてしまったきりのひどい状態のアンテナのまま夏がもう終わりましたが、そのアンテナのまま付け直しをしただけて冬を迎えることになります。結果として、サービスエリアの復旧は「おあずけ」となってしまいました。ご了承下さい。なお、機器本体の動作は安定しているので、今回は時間の都合でやむを得ずメンテナンスは省略させていただきました。


このアンテナの立て直し修理に際し、宮司自ら陣頭指揮・指示にあたっていただき、たくさんの社務所の方々に甚大なご協力を賜りましたことをこの場を借りて深く感謝申し上げます。

なお、JR9VQ管理団体では、メンテナンスに際し遠方よりアクセス試験をしていただけるご協力をお願いしております。1〜2〜3エリアの方面(4〜8ならばなおありがたいです)で聞こえておりましたらレポートをいただけましたら幸いです。

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