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2018/06〜2019/04まで

砺波チューリップフェア(2019/04/23 updated)
昨日より砺波市一帯でチューリップフェアが始まりました。300種類、300万本の規模のチューリップの祭典はすばらしいものがあります。今年はアルペンルートの雪の大谷を模した花の大谷を作ったようで楽しみ方も増えました。まだ咲き始めたところという感じですので、ゴールデンウィークの頃は最高と思われます。是非、富山県の見どころを楽しんでいってください。

祝 アルペンルート開通(2019/04/15 updated)
本日(4/15)アルペンルートが今シーズンの開通をしました。残念ながら、今日は悪天候により運行不能となり、大谷ウォークなどのイベントは中止になってしまいましたが、天気は回復傾向のようです。しかし、室堂から上はまだ当分厳寒のままで天気が良くても突然急変して吹雪くことが多いです。くれぐれも自粛下さい。

不思議ですね(2019/04/10 updated)
4/10は太平洋側ではかなりの雪が降っているところもあるようですね。でも、山頂の気温は+になろうとしています。(4/10 13:00)の気温はもう+すれすれの-0.1℃です。平地換算すると17.9℃になります。低気圧の北側ですがどうしてこんなに暖かいのでしょうか?気象関係の方々は一般的に「前線や低気圧の北側は寒いもの」と決めつける傾向がありますが、前線付近では冷たい空気は下の方へ暖かい空気は上の方へということがあります。しかし、それだけではありません。低気圧はピンポイントの上昇気流ではなく、2色ソフトクリームのように暖かいところと冷たいところが複雑に渦を巻いており、大きいものほどそのエリアも大きくなります。また、高さが高いところほどその範囲が狭いので変化が激しくなります。しかも山頂では空気の流れそのものを受けることになります。3/4日12:30に+2.5℃を観測しましたがそのあと-20℃まで下がりました。今ほどの気温は上記の通りで、とてつもなく激しく乱高下を繰り返しています。2〜3時間で2.3℃→-14℃まで下がったこともあります。「暖かいから」と安易な気持ちで登られますと、突然急激に気温が下がり遭難なさってたくさんの方々に迷惑をかけることになります。15日より室堂まではバスで簡単に行けますが、その上は危険極まりないのです。開山は7月1日です。くれぐれもご注意下さい。

祝 新元号(2019/04/01 updated)
5月1日から実施される新元号が「令和」になったんですね。新しい元号の元で素晴らしい世の中になることを祈るばかりです。「令」という字は人名として使われることが割合少ないのだそうで、淑(きよ)いという意味があるのだそうですが、亡くなられた前宮司の令麿(のりまろ)様は素晴らしい方で、筆者は彼からいろんなことを教わって特別な想いがあり感動を覚えました。
アルペンルートの開通は4/15に予定されていますが、室堂から上はまだまだ冬山であり雪崩の危険が大きいです。開山は7月1日です。暖かい日だと思って登っている途中で気温が急激に-22℃という死の世界まで下がることがしょっちゅうで、即刻遭難につながります。絶対に安易なつもりで登られませんようご注意下さい。

暖気と寒気のせめぎ合い(その2)(2019/03/19 updated)
寒気が到来したかと思うと、突然の気温上昇と激しい変化です。頂上での気温は3/19 12:00に+8.8℃を記録しました。まもなく2桁台になりそうな気温でした。17日未明に-21℃だったのに、もの凄い急激な温度変化です。8.8℃は山ではものすごく暖かいですが、-21℃のブリザードがどんな恐ろしいものかご存知のかたは少ないと思われます。春山を侮ってはいけません。遭難の殆どがこのような恐ろしい変化を甘く見て起きてしまうのです。まだまだ-21℃はあり得ます。「暖かくなったから大丈夫」と勘違いなさらないようくれぐれもご注意いただきたいものです。

暖気と寒気のせめぎ合い?(2019/03/17 updated)
寒気が到来したかと思うと、突然の気温上昇と激しい変化です。頂上での気温は2/27 12:00にプラスに突入し、+0.1℃を記録しました。昨日(3/16)も12:20頃からプラスに入り、15:00頃まで0℃前後を往復しました。ところが15:40頃から急激に下がり今朝(3/17)未明1:40に-21℃まで下がりました。もの凄い急激な温度変化です。これは春が近いことを物語っているのでしょう。しかし、このような恐ろしい変化で春山遭難が起きてしまうのです。これから登山される方は、急激な温度変化を心して「暖かくなったから大丈夫」と勘違いなさらないようくれぐれもご注意いただきたいものです。

ついに気温はプラスに突入です(2019/02/27 updated)
先日史上最強の寒波が到来したばかりなのに、もう急激な気温の変化です。頂上での気温は本日(2/27 12:00)ついにプラスに突入し、+0.1℃を記録しました。どなたかが書いておられましたが、稜線上の温度変化は地上とは全く違ったでものあることがこの冬確認できました。これは、地表面の影響が殆どなく、上空気流の影響がほとんどだからと考えられます。頂上付近には殆ど雪がありませんが、ライブカメラで見ると谷など凹んでいる箇所にはもの凄い積雪です。これから底雪崩のシーズンに入ります。冬山に登られる方は充分ご注意いただきたいです。

史上最強の寒波(2019/02/08 updated)
史上最強の寒波が到来してきたそうで、富山市の平地では雪になりました。しかしなぜかしら頂上はいいお天気です。この季節にはこのような平地か悪いのに頂上はいいという気象が結構あります。当然、両方とも悪いこともありますが。気温も2/8 18:00現在でまだ-20℃で、これから下がるのでしょうか?

南側カメラを定時更新することにしました。(2019/02/02 updated)
劔岳方向のカメラは復旧の見込みがたちませんのでやむを得ず南側登山道・富士山〜槍・穂高方向のカメラに8:00〜17:00の毎時00分に定時更新を設定しました。もちろん電源事情があり、必ずしも完全に行えるわけではありませんが、全く状況が把握できないよりはるかに情報が掴めます。また、同時に見るタイミングを失した過去画像も見たいというご要望によりこれまでの画像も参照できるようにしました。今年はやたらと雪が少ないですね。

「現在の動作状況につきまして」をアップデートしました。(2019/02/01 updated)
冬至期間を挟んで気温は氷点下15〜20℃台が続き頂上の電源の確保は困難を極めさらに電源コントローラーの動作不良が見受けられ、電圧が正常値に上がらず機器の動作ができない状態が続いておりました。冬至期間が明けてようやく少しずつ日照時間も増え、明るみが見え始めたという感じです。今後ともご理解、ご支援下さいますようお願いします。

ギャラリー画像の掲載(2019/01/31 updated)
現在劔岳方向ライブカメラが止まっていますので南側(富士山〜槍・穂高方向)のギャラリー画像を掲載しましたのでお楽しみ下さい。

立山黒部アルペンルートの除雪(2019/01/29 updated)
いよいよ立山黒部アルペンルートの除雪が4/15開通を目指して始まりました。まだまだ下の方からです。今年はライブカメラ(劔岳方向は止まっていますので南側)で見てもかなり少ないようです。でも、吹きだまりにはとんでもない量の雪があり、開通にはそれだけの期間が必要なわけです。室堂まで開通すれば雪の大谷ウォークなどが楽しめますが、立山(雄山神社)の開山は7月1日です。雪の量は少なくても天候は冬であることに変わりはありません。それまでは室堂から上は危険ですので自粛下さいますようお願いします。

熊本の地震につきまして私見(2019/01/06 updated)
先日(1/3)正月早々から熊本県和水町江田付近を震源とする活断層地震がありました。被災されました方々には心よりお見舞い申し上げます。
さて、前回の熊本の地震からもう日が経ってひょっとしたら「熊本地区での地震はもう終了した」と思っていらっしゃった方々が一般の方はもとより地震関係の方にもあったのではないかと思われる伏があります。それは、「活断層地震は原因がその部分だけでプレートの動きとは関係ない」と仰る方が多いことからも想像できます。しかし、プレートからの圧力によって地盤に無理な力が掛かって割れるのが活断層であり、その力は我々の想像するものとは桁外れに莫大なものがあります。「エネルギーが解放されたからもう終わり」ではなく、その部分に掛かっていた異常な歪み(力)が周辺のところへ移動することになります。そちらの力も当然莫大であり「未知の活断層」という言葉が飛び交っていますが、弱い地層であれば壊れて「新たに活断層を発生させる」こともあり得るかも知れません。要するに、潜在的に地割れができやすい環境と南北からのプレート移動による無理な力が掛かり続け、それが根本的な原因である以上は、鳥取だろうと大阪だろうと紀伊水道だろうとどこで起きても不思議ではないと言うことだと考えます。そして、地球規模でプレートの移動が激しくなってきているいま、ますますあちこちに力が及んでいます。ですから「微少な動きは関係ない」と「安全情報」と思って油断することなく、前兆現象となり得る小さな地震にも十分な注目・監視していく必要を感じます。
お願い:この記事はけっして「まもなく大地震が来る」と申し上げるものではありません。あくまで地震の専門家ではない筆者の私見であって「防災士の立場」から「たえず何が来ても耐えられるように心構えと対策・準備を絶えずしておきましょう」という意味です。

新年明けましておめでとうございます(2019/01/01 updated)
謹んで新春のお慶びを申し上げます。ありがとうございます。皆様のご支援によりまして、おかげをもちまして無事新年を迎えることができました。残念ながら電源が尽きてしまい、機器が停止してしまいましたが今年もシステムの改善に努めてまいります。

南側カメラも停止(2018/12/26 updated)
先日(12/22)の記事から日が経たないうちに電源が完全に尽きてしまいました。南側のカメラも停止してしまいました。現在、温度計と気圧計のみデーターを送ってきていますが、他のシステムに足を引っ張られてこれも停止するかも知れません。今年は天候不順の日があまりにも多く日照量が極端にに少なくなっています。数日に1日良い日があっても凍結がその日だけで融けるわけもなくまた凍結してしまいます。一昨年が順調だったので油断をしてしまったのは猛反省です。昨年〜今季はいろいろな教訓もありましたので次回のメンテナンスに活かしてまいります。

南側カメラについて(2018/12/23 updated)
昨日(12/22)の記事のとおり、南側のカメラも停止してしまいました。でも、あまりにもさびしくなるので何とか日の高い時間帯9:00〜15:00には1時間に1回程度は状況の把握が必要と考え、何とか撮れる限りは撮ろうということにしました。このカメラはあくまで任意更新としておりますので、掲載されない、停止するなどと言うことがあるのはご了承下さい。また、今のところは過去画像の掲載予定はしておりません。

システム停止(2018/12/22 updated)
本日(12/22)は冬至です。例年のことですが冬至を挟んで前後1ヶ月ずつは日照量が少なくなり非常に条件が悪くなってしまいます。今年はさらに天候不順の日が多く日照量が極端にに少なくなっています。このため19日頃からシステムが停止してしまいました。そして、昨日で南側のカメラも停止してしまいました。でも、冬至だというのに9:30で−2.6℃というこの時期にはあり得なかった異常に暖かい朝です。このあとまた下がるとは思われますが、大自然も極端なことが起きるようになったのかも知れません。巷ではあたかも「安心情報」のように聞こえるものが流れていますが、何が起きても耐えられるように意識と普段からの準備も必要と考えます。
地震(2018/12/20 updated)
今ほど(12/20 15:58)飛越県境の跡津川断層につながる有峰ダム付近の立山カルデラ内でMw4.1の地震がありました。詳細は気象庁様のページなどでご確認いただくとして、筆者はここがそろそろ危ないのではないかという感覚がありました。富山県地域では呉羽山断層の話題でもっぱらですが、138年周期という断層が安政からすでに160年経っており、さらに跡津川断層に水がどんどん送り込まれてスリップしやすくなっているかも知れず決して見逃してはならないと感じます。
お願い:この記事は普段からの心掛けが大切と申し上げているものであって、決して「まもなく地震が来る」と申し上げているものではありません。筆者は地震学者でもありませんので詳しいことはそのような方々に学んでください。

アルペンルートは閉鎖(2018/12/14 updated)
掲載が遅れてしまいましたが、アルペンルートも11/30で閉鎖されました。既に立山(雄山神社)は9/30で閉山してしまっています。これからは全く人の気のない真っ白の美しくも恐ろしい冷たい死の世界です。ライブカメラは継続できる限りひたすら撮り続けます。12月14日 21:30の気温は-20℃です。いよいよ積雪も多くなってきています。

初冠雪(2018/10/22 updated)
気温は氷点下のままで頂上の雪が融けず快晴となって、富山地方気象台から昨日(21)初冠雪の観測発表が(予定通り)ありました。去年より4日遅い発表です。ここのところ、だんだん遅い方になってきているようです。先日吹雪きましたが、また融けてしまいました。温暖化の影響なのかも知れません。

「現在の動作状況につきまして」をアップデートしました。(2018/10/12 updated)
気温は氷点下に入り頂上の電源事情は悪くなる一方です。電源の確保が難しくなってまいりました。今回、ヤマテン様から新品のバッテリーをご提供いただきましたのでこれを取り付けたのですが、急激に寒くなって今度はソーラーパネルもしくは電源コントローラーの動作不良が見受けられ、電圧が正常値に上がらない状態が続いております。状況によってはバッテリー保護のため機器の停止も検討しております。ご理解、ご協力下さいますようお願いします。

今後の予定につきまして(2018/09/25 updated)
9月30日で立山は閉山します。私たちもこの越冬準備のため9/22〜24行ってまいりました。ただ、昨冬受けたバッテリーへのダメージがあまりにも大きく、電源部のメンテナンス・対策だけで手一杯で、アンテナなど外部の対応が全くできませんでした。この後の越冬に少し不安が残ってしまいました。折損事故などないことを祈るばかりです。なお、今後のご利用時間などのお知らせは、今後の運用についてのページをご覧下さい。

時刻表につきまして(2018/08/27 updated)
9月1日より立山有料道路の通行時間帯が短くなります。朝は6:00→7:00帰りは19:00→18:00の合わせて2時間短くなり、これに合わせてアルペンルートの運行ダイヤも変わります。滞在可能時間もかなり短くなります。立山(雄山神社)の開山期間は9月30日までで、それ以降は社務所も閉鎖されトイレも使えません。あと僅かになりましたが、お天気などの状況確認の上おいでください。(お盆頃から天気はあまり安定しません)>

祝 開山(2018/07/01 updated)
7月1日立山の開山です。美しい北アルプスの早春をご堪能下さい。北陸新幹線で東京から富山まで2時間あまりで凄く便利です。富山からは富山地方鉄道線と、ケーブルカー、高原バスで室堂まで簡単に行くことができます。ここから上はまだ雪渓の上で、天候の急変もありますので慣れた方でないとちょっと心配ですが、それなりのしっかりとした装備とお天気などの状況確認の上おいでください。

カメラの修理(2018/06/24 updated)
6月23〜24日、ライブカメラの修理をしてまいりました。登山路は一の越までまだ雪の上です。私たちボランティアの活動ではまとまった時間がなかなか取れず、今回はカメラの復旧に専念することにしました。開山(7/1)までにを目標に今回のチャレンジとなりました。前回の調査では時間が少なく肝心の所が調べられなかったのですが、今回の修理中に手がけたことからわかったことは、とんでもない規模の落雷があったこと、それでもこの程度のエラーだけで済んだと言うことがわかりました。しかし、今後はそのエラーすらにもならないような対策が必要で逐次進めてまいります。なお、他の部分の今後につきましても対応を進めてまいります。

今回の大阪地震につきまして(2018/06/20updated)
先日18日の大阪の地震は直下型であったのでM5.9という規模が小さい割には痛ましい事故が発生しました。筆者は以前より今度は西日本側のプレートの動きに伴う現象に要注意と申し上げてまいりましたが、大地震の前には前兆地震のようなものがあります。これがそうだと言うわけではないと信じたいです。でも、地下で何が起きているかわからない状況ですので、せめて心の準備だけでも進めていく必要は感じます。もちろん筆者は地震学者でもありませんので大地震がもうすぐだという予告をしているわけではありません。ただ、これらの現象については、産総研様が日本列島の地殻変動の謎を解明するため「フィリピン海プレートの動きが東西短縮を引き起こす」として、アナログ模型を作って詳しくメカニズムを研究して、昨年(2017)6月29日に発表しておられました。それを解析していくと今回の地震の予想はもとより、来るべき「南海トラフ大震災」への予測もあながちゆっくりとしていられないことがわかります。多少とも興味のある方は読んでみてください。

エラーの確認(2018/06/03 updated)
6月3日、日帰りでシステムエラーの確認をしてまいりました。登山路は一の越まで雪の上です。稜線には雪はありません。頂上到着は12:37でした。14:30には出発しなければなりません。トラブルそのものはたいしたことはなく、JR9VQはリセットで正常状態に戻りました。しかし、今回取り付けして落雷対策のなかった南側のカメラから入った雷がいろいろな機器に波及しており、カメラ機器につながっていた装置はかなりの重症でした。いずれにせよ開山(7/1)までには何らかの対策(カメラ機器の入れ替えと落雷対策)をしたいと思います。


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