JR9VQのサービスエリア

地上のキロワットクラスのテレビ放送でも「ちゃんとしたアンテナを建てれば映る範囲」を「サービスエリア」としています。3003mから送信される10w(ERP76w)の電波が、ちゃんとしたアンテナで「しっかり捉える」ことができる範囲は地球の水平線から計算すると357Kmとなり、図のようになります。さらに、球面に沿って進む限界は500Kmにも及びます。

もちろんこれは、単なる計算値だけであって実際には何の根拠もありませんし、現実に6エリアや8エリアでも確認されており、近隣諸国でも確認されているようです。また、山の陰などでは反射波による通信のできるところや、その逆に完全に陰になってしまうところもあります。これは、受信点の高さや空間状態、最近話題の地震前兆現象などいろんな条件によりますので、電波を使う研究用途にさえも利用できます。

私たちは、広域レピーターのサービスエリアを「ちゃんとしたアンテナを建てれば交信できる」範囲と考え、さらに超広域レピーターは「高利得のアンテナを建てれば交信できる範囲」と考えています。これにより、アマチュアレベルでの電波の無限の可能性を追求できる素晴らしいシステムとできるからです。

開局当時のメンバーのログを見せていただいたところ、首都圏など1エリアが圧倒的に多いですが中には「三重県からハンディートランシーバーで交信できた。」「びわ湖のほとりから交信できる。」「岐阜県の郡上の様な山の中でも交信できる」「諏訪湖畔や山中湖畔からハンディートランシーバーで交信できる。」4エリアの「米子でも聞こえる」「5エリア(四国)の剣山や7エリア(山形)の蔵王からハンディーで強力に入る」など驚きの声が出ていました。
2014/05にはウラジオストクの局が出ていましたが、それだけサービスエリアが広がっているのですね。

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