update 2014/09/28

2014年のJR9VQ山開きの予定変更〜山じまいへ。

メンテナンスはどんどん遅れ、山じまいとなってしまいました。

山じまいは9/27〜28に行いました。今年はひどい天候不順が続き山開きメンテナンスができないまま山じまいを迎えてしまいました。

落雷対策用の金具が破損してしまっており、このためアンテナに雷が入って中が黒こげになっており振ると「ちゃらちゃら」と音を立てていました。しかし、これに代わる金具がなくアンテナをまともな形で取り付けることができませんでした。従って受信感度や電界強度は「当分お預け」となります。

行程のレポート

9/27〜28は天気も良いとのことで向かいました。でも、もの凄い人出でその分登山道は急なところで激しい渋滞でなかなか上れません。

そして、アンテナ回りに登山客がいるときは危険ですので作業できません。

登山客の少なくなるのを待って作業を始めたところ急に雨が降り出しました。まさに「山の天気」です。 問題は風雨と雷です。雷のあるときは作業不可能です。一瞬にして人命を奪います。さっきまでのいい天気が急激に変わるのが「山の天気」です。数分で雷が直撃してきます。1行程が1〜2時間単位となりますので危険を察知したときにはもう避難が間に合わないのです。このようなことになると作業中止です。やむを得ず明朝に順延しました。

明朝、朝6時過ぎ「あれは何だ」

何と、御嶽が爆発しているではありませんか。その噴煙は富士山の前を通り首都圏方面に向かっているように見えます。何も情報のなかった私たちにはただ見ているしかありませんでした。

アンテナマストの再度立て直しや積雪などで傷んだ各部のメンテナンス、配線変更などかなりの大量の作業を正味半日で終わらせなければなりません。これははっきり言って不可能で結局現状復帰のみとなり、帰ることになりました。
今年の夏はエルニーニョによる天候不順で、予定は変更の連続となることは予想されたので早めの準備を進めてきましたが結局このような状況になってしまったことはご了承下さい。

帰りの紅葉は素晴らしかったです。例年は10/10頃室堂付近で見頃なのですが、例年より2週間弱早いようでしかも標高1300m付近の下の小平までもう進んでいます。

写真は室堂より立山の紅葉を望むものです。今年は、昨年と違い急に涼しくなったので、みごとな紅葉が広範囲で最高でした。

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