update 2021/04/10

環境保全のお願い

「なぜ・・・・」のご説明です
(地上との根本的違い)
登山道から外れ、高山植物帯の中で用足しをされる方がありますが、3000m近い高い山の上では温度が低くバクテリアなどが少なくて分解できません。また、高い温度かつ高い濃度の排泄物が直接かかると寒い地域の生物にとって「やけど」になってしまいます。これが高山植物など生態系にとって致命的なダメージになります。さらに、コロナ汚染を環境に及ぼすことになり得ますのでマナーとして携帯トイレの利用をお願いしています。また、靴の裏に付いて持ち込まれた地上からのものが高山植物帯の中に落ちることも問題です。登山道の外に出ることは直接環境破壊につながりますので絶対になさらないようにお願いします。

1.計画的な行動を
公衆トイレのある場所は限られています。今年(2021)も頂上の公衆トイレが使えないとお考えください。前もって他もお調べ下さい。例年でも頂上のトイレは7/1〜9/30しか使えません。また、冬場(6月頃まで)は殆どのトイレが使えません。予め済ませてから出発してください。汗をかくと意外と遠くなります。

2.携帯トイレを持参下さい
環境を痛めないため、またコロナ汚染対策にもご協力下さい(お持ち帰り下さい)。休憩所の裏など目立たないところで利用できますし、女性でもちょっと立ち止まった形で目立たず使える(エプロン付きの)ものも出てきたようです。常備していれば災害時でも助かります。

3.その他
沢の水はきれいで飲みたくなりますが、汚物を分解するバクテリアが少なく、上流から流された糞尿はもろに口に入ります。もし、上流で不埒な人がコロナを流したら、もろに感染を受けます。また、冷たい水は体温を下げますので飲まないようにお気をつけ下さい。


4.ごみは持ち帰る
すべてのごみは持ち帰るのが登山者ばかりでなく世の中のモラルとして大原則です。絶対に残さないでください。


5.雷鳥を追い回さないで
雷鳥が珍しくて写真を撮るのに追い回す方がありますが遠くから望遠でそっと撮して上げてください。まして、登山道から出てお花畑にはいるなど言語道断です。また、高山植物は踏み荒らしたり採ったりしては絶対にいけません。


美しい環境は永久に皆様のものとして大切にしてくださいますようご協力下さい。

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